Today is my life

心に残る本や映画、記憶したい本を綴る日記です。

「聞く力」を読んで

 

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聞く力 心をひらく35のヒント (文春新書) [ 阿川佐和子 ]
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この本は、以前 クリスマスプレゼント?で頂いたまま、評判にもなっていたので読まなければいけないと思いつつ、今日になってしまいました(^-^;

 

阿川佐和子さんが政治家から俳優、作家さん、スポーツ選手などなど、数々の著名人とのインタビューで数々の失敗談を通して築き上げたものが書かれています。

 

阿川さんの人柄が分かり、面白く読むことができました。

最後の方は少し飛ばしてしましましたが(^-^;

 

心を開くヒントがたくさん書かれていますが、聞く力というより、何より阿川さんの人柄、魅力の力もたくさん詰まっているように思います。

 

最後のこの文に凝縮されています。

人の話はそれぞれです。

無口であろうと多弁であろうと、語り方が下手でも上手でも、ほんの些細な一言の中に、聞く者の心に響く言葉が必ず潜んでいるものです。

でもそれが、決して「立派な話」である必要はない。声の出し方、ちょっとした反応、表情、仕草、躊躇、照れ、熱意・・・・。

オチもないようなくだらぬ話の隙間にも、その人らしさや人格が表れていて、そこに共感したくなるような、何か小さな魅力があれば、それだけで十分です。

そして、そんな話をする当の本人にとっても、自ら語ることにより、自分自身の心をもう一度見直し、何かを発見するきっかけになったとしたら、それだけで語る意味が生まれてきます。 

 

相手に好奇心を持ってくだらない話をしながら、小さな魅力を発見していたらいいなあと思ったのでした。