Today is my life

心に残る本や映画、記憶したい本を綴る日記です。

コミュニケーションはわかりあえないことから

 


 

 

冒頭から書かれていますが、この本はコミュニケーション能力をつけようとかコミュニケーション教育のために書かれた本ではありません。

 

劇作家である著者の「演じる」、コミュニケーションをデザインすることを教えてくれる一冊であります。

 

価値観が似た人であれば言わなくても分かったり、気持ちを汲み取ってくれて楽にコミュニケーションが取れたりします。

 

逆に、苦手な人は、何を言ってもやっても否定されたり、どう説明しても理解が得られなかったり、

 

意見の相違は日常茶飯事。コミュニケーションをとる事もやめてしまいたくなるものです。

 

コミュニケーションは、一人一人違って大変です。

タイトルにある通り「わかりあえない」ということから、

 

じゃあどうしたらいいのか

 

演じることでわかりあえる部分を探していくということ。

 

「いい子を演じる」ことが悪いことではない。

「演じされられる」と感じたときに、問題が起こるのだということ。

 

そんなことをたくさん考えさせられた本でした。